吉兆の料理の使い回しって…そんなに問題なの?

先日、大阪の高級料亭「船場吉兆」が、客の残した料理の“使い回し”の事実が大きくニュースになったが、「それほど大きな問題だろうか」とちょっと考えた。

おかみ(?現社長?)は、「食べ残し」ではなく「手のつけられていないお料理」であると言ってるが、たしかに高級料亭としてイメージは良くない。

食べる方も、1人何万円するのか知らないが、高い値段をとられて残り物を出されてはたまったもんじゃないかもしれない。

しかし、残り物とはいっても、ささやきおかみが言うにはお客は一切手をつけていない料理である。

ということは、作ったけど、お客様に出してないよ~、厨房に置きっぱなしだったよ~という料理となんら変わりが無いと思う。

定食屋の厨房で沢庵を切り置きしておいて…盛っておいたのを順番に出す…となんら変わりが無いのかとも思う。


ただね、実際の問題としては、一旦お膳に出した残り物を出すのは、良くないとは思います。出したお客さんが風邪引いてます。ゴホゴホやってます。その菌が出した料理に付着します…ってね。

それにしても、「船場吉兆」で皆があんなに怒りを覚えるのはなんでだろうと僕なりに考えました。
・すごーく高い(1人数万円)
 ⇒だけどさ、すごーく高くて一般人は行かない訳だしさ関係ない世界の話じゃん?
・すごーく高いから会社の接待とかでしか行かない
 ⇒ていうかさ、会社の接待とかなら自腹切ってる訳じゃないでしょ?


つまり、一般庶民は行けないお店なのに、な~んか良く利用する一部のお金持ちが騒いでる(ていうかマスコミに騒げと命令する人)だけのような気がする。で、マスコミが騒ぐのでみんなが怒ってるような気がする。(つまり一般の人達はあまり怒ってないかもしれない)


じゃぁ、一般家庭で昨日の残り物を再利用して作り直さないの?という本質的問題はマスコミは突っ込まないからなぁ。

まぁ、お金を取っている料理ということでの、モラル面での問題だと思うんだけど、料理がうまければそれでいいのじゃないのかとも思う。


現に食品衛生法上の法的責任は問えないという。(お腹を壊したらアウトだけどね)


高級料亭だから悪いのか?

じゃぁ、町の定食屋でも問題じゃないの?

ということは、残った料理は捨てるべきなのか。

だれも手をつけていない料理を捨てる方が問題なのではないのだろうか。

従業員が食べればいいのか。

そんなに一般人が騒ぐくらいなら、従業員だって食べないよね?

食べたとしたって…食べきれない場合はどうするべきなんでしょうか…

2008年5月4日(日)、いつも飲みにいくお店で二胡の教室の発表会が 16:00~と 18:30~ と2回に分けてあるから手伝って欲しいとご依頼があった。

ということで、手伝いに行ったわけだが、これがまた忙しい。まさに「目が回る」とはこのことだと思った程。そんなに大きくない店内に、1回目18名、2回目17名の大所帯。自分のうちの近所で二胡やってる人けっこういるのね…

さて演奏の内容は、先生はもちろんお上手。聞きほれますね(が、2度目のステージではちょっとヘニョヘニョのトコもありましたが(笑))生徒さんたちも頑張ってるなぁという感じ。

食事をしお酒を飲みながらという発表会ですので当然ながらいろいろな料理が出るわけですが…ポテトサラダ、塩釜チャーシュー、蒸しシュウマイ、タケノコとキャベツのパスタ等々色々な食べ物が出ました。

一部が終了し、二部との入れ替わりの時…大量の残り物があります。

しかも、当然、手がついてます。


でも、パスタは取っておきます。

コレはあとで僕が食べるためです(笑)


二部も終了し、発表会の生徒さんたちが帰るとお店も静か…
片付け中にやはりパスタの山。捨てようとするところを止めて

「僕が食べます」


ということで、本物の食べ残しではありますが、地球環境を考え自主的に再利用(?)し、宴会が終わった後の「お客さんである僕の胃の中へ」パスタは消えていきました。


そうだね、食べる人が残り物って納得してないからいけないんだよね。

「船場吉兆おしながき」手をつけてないお料理の鮎の塩焼き(時価~)

って書いたら…どうかな?

あ、でも、残り物食べたけど、お金払ってないから、客じゃないか(笑)